INTERVIEW

職人気質の仕事も、みんなができるように

加工/社員

2016年入社。前職は家具職人。ギターをつくるのが好きで、会社もその趣味を歓迎して機械を貸し出している。

感性の仕事に、データ戦で挑む。


1〜2m四方・重さ110kgにもなるウレタンのブロックを機械にセットして板状にスライスする“バーチカル”という工程が私の持ち場です。ウレタンのブロックは柔らかくて、置き方によって自重で形状が変化します。その変化を加味してカットしなければ、想定通りの大きさになりません。変化を読んで動くことが重要な仕事なのです。最初はその変化の傾向をとらえられず、苦戦の連続でした。しかし「ここをこのサイズで切ると、カットされたウレタンは結果的にこれくらいの大きさになる」とコツコツとデータを取り続けたところ、だんだん傾向がわかるようになってきたのです。独り立ちしたのは働き始めて1年後くらい。大変ですが、職人気質の仕事はたまらなくおもしろいです。

「この仕事ができるのは自分だけ」という誇りに拘束されない。


私は入社してから"バーチカル"一筋です。しかも、この工程を担当できるのは、今、社内で私を入れて数名だけ。「自分が頑張らないと」というモチベーションになるし、誇りも感じています。ただ「バーチカルの仕事は他の人に渡さないぞ」とは考えていません。たくさんの人が複数の工程をできるようになれば、忙しいセクションを手伝えるようになります。みんなでモノづくりに挑み、みんなで幸せを目指すのが第一物産のスタイル。「みんなで仕事を分けあえるようにしたほうがいいのでは」と上司にも提言しており、皆さん、耳を傾けてくれます。今はいろいろな策を打ち出そうとしている段階。これからモノづくりの体制は、きっとよりよいものになりますよ。

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